☆SSSクラスのわがまま王子様☆超エリート男子たちの専属お世話係になりました☆



ロイヤル棟の三階。
屋根裏。
お約束みたいな感じの場所を、当面の私室として割り当てられたんだけど。
これが、なかなかロマンチックで可愛い部屋なんだ。

天窓からは、夜空が見えるし!
憧れの天蓋ベッドだし!

板張りの床は、歩くと少しだけぎしぎし言うけど、机も椅子も、大きな姿見まで備え付けられている。

(うわぁ……。なんか、物語のヒロインになったみたい)

ふかふかの天蓋ベッドに潜り込むと、シーツからはお日様の匂いがした。
だけど、目を閉じてもさっきの3人の顔が交互に浮かんで、全然眠れない。
遠くでチクタクと柱時計の音が響く中、緊張のせいか、喉がからからに乾いてしまった。

(……ちょっとだけ、下に降りてお水飲んでこようかな)

時計の針は、深夜の2時を回っている。
お気に入りのもこもこパジャマの袖を引っ張りながら、私はぎしぎし言う床をできるだけ鳴らさないように、そっと部屋を出た。

薄暗い階段を降り、リビングへと向かう。
ひんやりとした床の冷たさが、靴下越しに足の裏に伝わってきて、小さく身震いした。

(あれ……? 明かりがついてる……? 私ちゃんと消したよね……?)