もしも、私たちが生まれたのが十年早かったら、この胸にある想いは「間違い」だ「禁断の恋」だと後ろ指を刺されていたんだと思う。ーーー今も、冷たい目を向ける人はいるけど。
壁にかけられた時計が八時を過ぎた。今日は休日。でもデートをする約束をしているから、そろそろ起こさないと。
「萌音(もね)、起きてる?入るよ?」
萌音の部屋のドアを開ける。花のいい香りがふわりと漂った。萌音はベッドの上で寝息を立てている。ピンクに染められた長い髪がシーツの海に広がっている。大きく膨らんだ胸が上下するのを見ていると、私の鼓動が高鳴るのを感じた。
この高鳴りを感じるたび、私は萌音に恋をしているのだと確信する。胸は小さくて髪も短くて、萌音の同じ女の子だけどーーー萌音が好きだ。
(眠り姫みたい……)
萌音の顔立ちはとても華やかだ。美容師として多くの人を綺麗にしている。この華奢な白い手が誰かの髪に触れて、今は閉じられている綺麗な目が誰かを見ている。そう考えると、胸の中がモヤモヤしてしまう時がある。
壁にかけられた時計が八時を過ぎた。今日は休日。でもデートをする約束をしているから、そろそろ起こさないと。
「萌音(もね)、起きてる?入るよ?」
萌音の部屋のドアを開ける。花のいい香りがふわりと漂った。萌音はベッドの上で寝息を立てている。ピンクに染められた長い髪がシーツの海に広がっている。大きく膨らんだ胸が上下するのを見ていると、私の鼓動が高鳴るのを感じた。
この高鳴りを感じるたび、私は萌音に恋をしているのだと確信する。胸は小さくて髪も短くて、萌音の同じ女の子だけどーーー萌音が好きだ。
(眠り姫みたい……)
萌音の顔立ちはとても華やかだ。美容師として多くの人を綺麗にしている。この華奢な白い手が誰かの髪に触れて、今は閉じられている綺麗な目が誰かを見ている。そう考えると、胸の中がモヤモヤしてしまう時がある。



