向日葵は彩る君に恋をした

「じゃあ友達になろうぜ!
俺は山田 光輝(やまだ こうき)。山田でも光輝でもなんでも呼んで!
俺も伊織って呼ぶから」

山田が太陽みたいな笑顔を向ける。

「ありがとう、光輝」

伊織くんは、少し照れたように笑った。その柔らかい表情に、山田が「おお……」と嬉しそうに肩を揺らす。

「私は九条くんって呼ぶね!
石川 千夏よ。よろしく」

「よろしく、石川さん」

「私は尊敬の念をこめて、変わらず九条様とお呼びいたします。佐藤 麻美です」

「じゃあ、佐藤さん」

「うっ……心臓が痛い……」

麻美は胸を押さえてのけぞった。わかる、わかるよ。そんな綺麗な顔で名前呼ばれたら、そうなる。

「医者呼ぶ?」

伊織くんが心配そうにスマホを構える。

「大丈夫大丈夫!」

山田が呆れた様子で手を振る。

「これは医者には治せない病だからね……」

千夏のその言葉に、みんなでクスリと笑い合った。