向日葵は彩る君に恋をした

「おーそうなんだ! 夏祭り一緒に来てたもんな! よかったな!」

山田が楽しそうに笑う。

「そうなの!? おめでとう!!」

千夏は勢いよく拍手した。

「そういえば葵の作ったカレーどんなの?」

そう聞かれた瞬間──

「ふふふ、我々のカレーは本格派です」

私は立ち上がる。

「スパイスからやったからな」

山田も立ち上がり、

「そしてターメリックライス!」

千夏も立ち上がる。

「どうぞ、九条様、お召し上がりくださいませ」

麻美が深々と頭を下げた。私たちが作ったのは、バターチキンカレーとキーマカレーの二種、そしてターメリックライス。全部スパイスから調合した、本気のやつだ。

「いただきます」

伊織くんが一口食べた瞬間──目がぱあっと輝いた。

「美味しい……え? お店? これ手作り?」

ぱちぱちと瞬きを繰り返し、心底驚いた顔をする。その反応に、三人が同時にドヤ顔になった。