向日葵は彩る君に恋をした

「あんたにする」

綺麗な顔が、まっすぐこちらを見つめてきた。

「……はい?」

「だから、あんたのとこの花屋と契約するって言ってんの」

「え?な、なんて?」

思わず聞き返すと、九条さんはめんどくさそうに眉をひそめた。

「いつも頼んでた花屋が、急に花を提供できなくなったんだよ。
だから、いろんな花屋に頼んでみた」

「は、はあ……」

「それで──あんたのとこの花が一番綺麗だった」

その言葉に、胸がじんわりと熱くなる。“綺麗”って……照れる。すると、九条さんがすぐに言い足した。

「あんたのことじゃないからね。花ね」

……ひどい。わかってるし。おもわず心の中でずっこける。
でも、顔は綺麗。そして、言葉は刺さる。このギャップ、なんなの。