向日葵は彩る君に恋をした

亀井さんが到着して、

「「「お誕生日おめでとうございます!」」」

ぱんっとクラッカーを鳴らす。驚いたように目を丸くしてから、亀井さんはふわりと微笑んだ。

「あら、嬉しいわ」

頬に手を添えて、ほんとうに嬉しそう。

「亀井さん、どうぞ座ってください」

私がソファへ案内する。

「亀井さん、お飲み物どうぞ」

すっと伊織くんが、綺麗な所作でグラスを置く。

「あら、坊ちゃんありがとう」

「亀井さん、こちらは伊織様が作った唐揚げです!
どうぞ!」

なぜか黒井さんが誇らしげに差し出す。伊織くんは緊張気味で、なんか可愛い。亀井さんは唐揚げをひとつ口に入れる。そして──

「美味しいわ。すごいですね、坊ちゃん」

「……なら良かった」

ほほをかいて照れている。その横顔が、なんだか胸にきゅっとくる。