向日葵は彩る君に恋をした

「とりあえず車出してもらっていいですか?
誕生日パーティ準備しましょう!」

「わかりました」

「わかった」

黒井さんと伊織くんが頷き、車に乗せてもらう。プレゼントを選んで、スーパーに寄って、ケーキも買ってきた。

「よし、あとは簡単にオードブルとか作りますか」

「じゃあ唐揚げ、俺やる」

「うん、がんばれ!」

手分けして料理をし、黒井さんには飾り付けをお願いする。

「良かった……なんとか間に合った」

「そうだな」

伊織くんは、自分が揚げた唐揚げを満足げに見つめている。

「味見する?」

「あ、うん」

差し出された唐揚げ。

「はい、あーん」

「え、あ、あーん」

大きく口を開けて食べる。

「どう?」

不安そうにこちらを見る。ぐっと親指を立てて、

「美味しい!」

「良かった」

ふっと安心したように笑う。その笑顔が柔らかくて、胸がきゅっとなる。