向日葵は彩る君に恋をした

「普通に照れるから」

「照れさせてんの」

ニヤッと笑う伊織くん。

「なんかずるい」

「ずるくないって」

「そうだ。今日の夜、黒井と亀井さん呼んで人生ゲームしよう」

「そういえばその話してたね。やろう!」

「よし。
まあ、とりあえず今日は休みだし。
それまで俺と遊んでね」

くすっと笑う。

「今日は忙しいの。じいちゃんの様子も見に行くから」

「なら俺も行く。
着替えてくるから置いていくなよ」

「わかってるよ」

そう言って、伊織くんは着替えに戻っていった。その背中を見送りながらなんだかむず痒くなる。同居は前と同じはずなのに、こんなふうに甘くなった伊織くんが隣にいるだけで、毎日が少しずつ違って見える。