向日葵は彩る君に恋をした

「しばらくは、自分で生活してみます。
いままで甘えてきたって、わかりましたから」

伊織くんがまっすぐ言い切る。

「そう。まあ好きにしなさい」

桜子さんはふわりと笑って、次に私のほうを見た。

「伊織のこと、よろしくね」

「え、あ、あの。私は……」

「いいのよ。一緒に住んでて」

「いや、え、えっ!?」

突然の爆弾発言に声が裏返る。桜子さんは楽しそうに微笑んだ。

「私、貴女のお母さんと友達なの」

「え、えー?!?」

思わず変な声が出た。

「それにしても青春ねぇ。
今度、一緒にランチでもしましょうね」

「は、はい……」

ふふふっと笑いながら、桜子さんは真斗さんを連れて去っていった。美形家族の破壊力がすごすぎて、しばらく呼吸を忘れた。