向日葵は彩る君に恋をした

「そういえば、最近黒井さん見ないですね」

そう言った瞬間──

「お呼びですか!」

「うお!!」

気づけば黒井さんがリビングに立っていて、思わず声が裏返る。

「い、いつから」

「“にゃーん”のあたりから」

そう言って、さっきのニャンコポーズを再現する。やめい。

「一応ご両親も心配してるので、ちょこちょこ報告してるんです」

「へぇー、私住んでて大丈夫なんですか?」

「大丈夫ですよ。
ご両親同士で話、済んでますから」

「話済んでたの?」

その事実に驚く。私だけ知らなかったのか。

「おい、黒井。
ハンバーグすごくね?」

「素晴らしいです」

黒井さんは拍手までしてくれる。スーツにメガネでお堅い雰囲気なのに。なんなんだろう、この人たち。……和む。