向日葵は彩る君に恋をした

それから学校が終わって、夕飯を一緒につくることになった。
今日はハンバーグ。伊織くんはすっかり卵も上手に割れるようになっていて、気づけば片手割りまで習得していた。手先は器用なんだな、と感心していたのも束の間──

「ちょいちょいちょい!包丁の持ち手そこじゃない!
あと、反対の手は猫の手!」

「ね、ねこ?」

「ほら、丸めてさー……にゃーんだよ!」

そう言うと──

「……にゃーん?」

私の手を真似しながら、ニャンコポーズをとる。可愛いがすぎる。ちょっと天然なのかな。

「危ないので、タマネギはブンブンチョッパー使いましょう」

「なにそれ」

「ここを引っ張ると細かくなります」

じゃじゃーん、と調理器具を見せる。この家、調理器具もしっかり揃ってるんだよな。

「おー、すご」

グイグイと引っ張るたびに、玉ねぎが細かく刻まれていく。