向日葵は彩る君に恋をした

「というか、大変なのは俺じゃなくてお前の脳みそのほうだろ」

「な!失礼!!」

「これテスト悪くて補修になったら、
俺の大会の手伝いに支障出るよな?」

……確かに。補修なんて入ったら、花の管理どころじゃなくなる。

「そうならないように……が、がんばる」

「信用ならねー。
ってか、どうしたらこんな間違えられるんだよ。
何を勉強しに早く学校来たんだよ」

そう言って、私の答案用紙をひょいっと奪う。

「ひどい、ひどい!!」

「……よし」

「なに?」

「勉強、俺が教える」

「え?いいの?」

「だから、ご飯の作り方は教えろ。
オムライス以外にも覚えたい」

その言葉に、思わず目を丸くする。

「伊織くん……かわいい!」

手を口に当てて笑うと──

「やめろ。ばか」

とだけ言い残して、颯爽と去っていく。なんだろう。この癖になる可愛さとかっこよさ。