向日葵は彩る君に恋をした

翌日。私は早起きをしてガーデンの花の手入れをした。前日にもらったリストを見ながら必要な花を摘み、足りないものは市場へ行って見繕う。じぃちゃんからこっちの花の手入れは、気にしなくていいと言われたので甘えさせてもらうことにした。週末に様子を見に行こう。
そして水揚げと下処理を終えた花は、種類ごとに丁寧に保管しておく。
ワイシャツに赤チェックスカート。ロングの髪はサイドで三つ編みにまとめた。そのままお弁当と朝食を作っていると──

「ふわあっ」

伊織くんが大きなあくびをしながらキッチンに現れた。

「伊織くん、トーストと目玉焼きあるから食べて。あとお弁当よかったらどうぞ。
私、先に行くから」

「……もう出んの?はやくね」

「今日ミニテストだから、ちょっと学校で勉強する」

「ふーん。
ってか、その制服……」

何か言いかけた声を、私はそっとスルーして家を出た。