向日葵は彩る君に恋をした

翌日。私は荷物をまとめて、伊織くんの家へ向かった。
ピンポーン……出ない。
呼び出しといてこれかい。
とりあえずガーデンの様子を見に行こう。荷物を玄関においてから温室へ向かった。しばらく花の手入れをしていると──

「なんだ。来たんなら声かけろよ」

ふわっとあくびしながら伊織くんが現れた。寝起きで髪ボサボサなのに、なんでそんなに目鼻立ちがきれいなの。
って、そうじゃない。

「インターホン押しましたよ。
あの、今何時かわかります?」

「10時半?」

「もう11時になります」

「……あーそんなに?」

「生活習慣整えましょう。
健全な精神は健全なる肉体に宿るです!
まずは自分を整えていきましょう」

「……なんか宗教みたいだな」

めんどくさそうにこちらを見る。