向日葵は彩る君に恋をした

話は戻り─とりあえず一旦家に帰ることになった。住み込みバイトの話が出たけど、親が許してくれないだろうと思って帰ってきたのだが──

「え?いいじゃない、それ」

母がさらりと言った。

「え?いいの? 未成年だよ!?」

「だって、あの九条真斗の息子でしょ?
華道会の天才貴公子。
いいじゃない。イケメンと一つ屋根の下」

……だめだ。うちの母、完全にノリが軽い。

「いやいやいや!」

「でも……彼、困ってるんでしょ?
それであんた引き受けたんでしょ?」

「……ま、まあ」

「なら数ヶ月間なんだし、やれるだけやってみれば?
それに、はっきり断らなかった理由もあるんでしょ?」

そう言われて、思わず目を逸らす。

「まぁ……ガーデンの管理したかったのと……
顔がかなり良かった……」

顔を覆う。

「はは、面食いね〜」

「…性格差し置いても顔でご飯三杯いけそう」

「お、おう……
そんな感じね」

母が引き気味で私を見る。