向日葵は彩る君に恋をした

陽の光が部屋を照らす。

「おはよ、葵」

「おはよう、伊織くん」

「呼び捨てじゃないのか」

「いや、それは勢いで……」

思わず照れくさくなる。ネックレスをつけようとして苦戦していると、伊織くんがそっと後ろに回ってくれる。首元に触れる指先は、花に触れるときと同じ優しさだった。

「できた」

そのまま、首筋に軽くキスが落ちる。くすぐったくて、胸が熱くなる。

「ありがとう」

「それより……毎回つけたり外したり大変だな」

「そんなことないよ。でも、伊織くんがくれたものだから。これがあると勇気もらえるの」

向日葵のネックレスにそっと触れる。

「ふーん」

なんだか嬉しそう。

「というか、伊織くんもピアス毎回外すでしょ?」

「まあ。
着物のに合わない時もあるから。気に入ってるんだけどな」

「ふふ、嬉しい」

そう笑うと、

「なら、今度は外さなくていいやつにするか」

「え?」

伊織くんの指が、私の左薬指をなぞる。

「ここにつけるやつ」

ニヤリと笑う。

「え、え……!」

動揺する私を見て、さらに意味深に笑う。

「楽しみにしてて」

その笑顔に、胸の奥がきゅっとなる。