向日葵は彩る君に恋をした

「以上か?」

「はぁ、はぁ……とりあえずは」

私は息を整えながら座り直した。すると九条さんは、まったく悪びれもなく言った。

「……なら、俺に協力しろ」

「え?」

「お前が言ったんだろ?
生活習慣整えるのが大事だって」

「ええ、まあ……」

普段の物への扱いや、大切にする心は生活から生まれる。じぃちゃんからずっとそう教えられてきた。花は繊細だから、扱う人の心が乱れているとすぐに伝わる。

「じゃあ、俺と住むか?
日向 葵さん」

ニヤリと笑う。
……待って。かなり早まった。いや、早まったどころじゃない。

「いやいやいやいや!
なに言ってるんですか!?
高校生ですよ!?
未成年の赤の他人が同じ家に住むって、どんな状況ですか!?」

「たった数ヶ月だろ?
あと、ここ花が色々あるんだ。
手入れできるか?」

「それは……見てみないとなんとも……」

「じゃあ、とりあえず案内する」

話聞いてない。でも、興味はあるのでついていくしかない。