向日葵は彩る君に恋をした

すっと手を繋がれる。

「ならさ、上書きしてよ」

「は?」

「ここにキスして」

ほっぺをちょん、と指で示す。

「いや!
だって椿さんと間接キスみたいじゃん!」

そう言ってズカズカ歩き出す。

「あ、そっか。じゃあ顔洗う?
手水舎で洗えばいい?」

お参り前に手を清める場所を指さす。

「そんな、バチ当たりだよ!」

そう言いながら、スッと横に並ぶ伊織くん。

「とりあえず初詣やり直さない?」

「忙しくないの?」

「平気」

「なら……うん」

「よし」

もう一度、手を繋いで参拝し直した。伊織くんは何をお願いしたんだろう。私は──去年はありがとうございました。最高でした。今年も一年、どうぞよろしくお願いします、とそっと祈った。