向日葵は彩る君に恋をした

「お、きたきた!あけおめ!」

山田が元気に手を振る。

「おめでとう!」

「おめー!」

千夏と麻美も手を振ってくれる。

「伊織は?忙しいんだ?」

「初いけ披露があって、実家で色々あるみたいでさ!」

「さすが、プロの華道家は違うなー。大変そう」

山田が頭に手を置く。

「ねー」

「弓弦も誘ったんだけどさ、連絡ないんだよ」

「弓弦くんも初いけ披露に呼ばれてたから、まだ忙しいのかも」

「そうなんだ、すごいわね」

千夏も頷く。

「そういえば、初詣って伊織くんと来た?」

「まだ、来てないや」

花の処理もしたり、ばたばたしてたし─そう言いながら、みんなで並んでお参りを済ませた。その瞬間、私はふっと足を止めた。