向日葵は彩る君に恋をした

楽しいクリスマスパーティーが終わり、みんな帰っていった。一通り片付けを終えて、ふっと一息つく。すると、伊織くんも隣に並んできた。

「葵、ありがとう」

「なにが?」

「クリスマスパーティー誘ってくれて。……すごい楽しかった」

嬉しそうに微笑む横顔が、柔らかい。

「なら良かった」

「クリスマスリース、どこに飾る?」

そう言って私はリースを持ってウロウロ歩く。

「並べる?」

伊織くんが提案するけど、

「並べたら技術の差が……」

「いいじゃん」

くすっと笑う。そのまま壁に二人のリースを並べた。

「葵……こっちきて」

そう言われて手を引かれる。ぎゅっと抱きしめられる。あったかい。

「伊織くん、大好き」

「俺も葵が好きだ」

胸がいっぱいになる。こんなふうに思い合える相手がいるなんて、幸せすぎて不安になるくらい。

「こんなに幸せでいいのかなぁ」

ぽつりと言った私に、伊織くんは優しく微笑んだ。

「いいだろ」

その一言が、胸の奥まであたたかく染みる。

「来年もまた、みんなでクリスマスパーティーできるかな?
あ、でも受験だから再来年とかになっちゃうかも……進路が違っても集まろうと思えば集まれるよね?」

「そうだな。
……葵と二人で過ごすクリスマスも、捨てがたいけど」

「ふふ。クリスマスも、お正月も……これから一緒に重ねていこうね」

「もちろん」

そっと、伊織くんの手が私の頬に触れる。あたたかい指先が、気持ちを静かに落ち着かせてくれる。おでこに、ほっぺに、やさしく触れるキス。それから目が合い、静かな気持ちのまま、そっと唇が触れ合った。