向日葵は彩る君に恋をした

すると──

「俺、2番」

伊織くんが手を挙げる。

「僕、5番です」

弓弦くんも手を挙げた。まさかのその二人。思わず“だ、大丈夫かな……”と心配になる。

「いや、伊織……無理なら正座でいいぞ。慣れてるだろ」
山田がフォローを入れる。

けれど伊織くんは、グッと覚悟を決めたようで。弓弦くんの方へ向き直る。私も息をのんで見守る。

「……に、にゃーん」

そう言って、にゃんこポーズを決めた。その瞬間、心臓がギュンとなった。たぶん私だけじゃない。麻美は手をプルプル震わせ、山田と千夏は顔を背けて悶えている。

「……だめか?」

伊織くんが不安そうに言う。全力で、みんなで首を振った。

「可愛いです!動画撮影、いいですか!?」

弓弦くんがスマホを構える。

「いや、だめ」

伊織くんが真っ赤になって拒否した。