向日葵は彩る君に恋をした

クリスマスパーティー当日。

「「「お邪魔しまーす!」」」

山田、千夏、麻美が勢いよくやってきた。手には大きな買い物袋。

「料理は俺たちにまかせろ!」
山田が腕をまくる。

「恋人同士のクリスマスを邪魔したお詫びということで」

千夏がにやりと笑い、

「九条様のお口に合うものを必ずや作ってみせましょう」

麻美がメガネをくいっと上げる。

「よろしくね。
私たちは飾り付けしようか」

そう言って伊織くんと顔を見合わせる。慌てて用意したクリスマスツリーに、二人で飾りをつけていく。

「クリスマスツリー飾るのも初めてだ」

伊織くんは、少しそわそわしながらオーナメントを手に取った。

「確かに和風の家には合わないかもね。
でも、ここなら毎年飾れるよ」

そう笑うと──

「うん。来年も、再来年も」

伊織くんがふっと笑って、その言葉に胸がじんわり温かくなる。