向日葵は彩る君に恋をした

「クリスマスパーティー?」

「そう。みんなで、どう?」

伊織くんが少しだけ目を丸くした。

「俺……やったことない。友達と」

「え?ほんとに?」

「うん。クリスマスは華道の集まりがあったし」

「今回はないの?」

「別に、出なくてもいい」

そう言いながら、どこかそわそわしていて──嬉しそうなのが隠しきれていない。

「せっかくだし、弓弦くんも誘う?」

そう言うと、伊織くんの表情が一瞬で変わった。

「なんで?」

「え?人数多い方が楽しいよね?」

「葵は渡さない」

真顔で言うから、思わず笑ってしまった。その後、弓弦くんに連絡すると─即答で『行きます』と返事がきた。