向日葵は彩る君に恋をした

肌寒い季節になってきた。もう冬だ。そんな空気の中で、山田がぽつりと口を開いた。

「クリスマスパーティーしない?」

「する!」

「私も!」

千夏と麻美が、同時に手を挙げる。山田がふと千夏を見る。

「あれ、石川って彼氏いなかった?」

「別れた。あいつ、年下の後輩と浮気しやがった」

あー、なるほど。最近ピリついていた理由がわかった。

「最低だな」

山田が眉をひそめる。

「だからやろう。みんなで……って、葵はもしかして伊織くんと?」

千夏がじとりとこちらを見る。

「特にそんな話はしてないけど」

そう答えると、山田が勢いよく立ち上がった。

「よし、伊織も誘おう!みんなでやろうぜ!
来年は受験だし、今年中に思い出作ろう!」

麻美も立ち上がって、目を輝かせる。

「九条様とクリスマスパーティー最高では!?」

本人がいないところで話がどんどん進んでいく。でも、みんな楽しそうだし……まあ、いっか。