向日葵は彩る君に恋をした

よし、できた。菊は深水のまま涼しい場所へ。リンドウは深水でしっかり吸わせてから冷涼な場所へ。ススキは深水のあとは浅水で穂を守る。大丈夫。やることは全部やった。ふっと息を吐く。

「終わりました」

離れた場所で見ていた真斗さんに声をかけると、

「お疲れ様」

そう言って時計を見る。

「いまは昼前か。
では、十六時ごろまた来なさい。
この花を使って、私が花をいける。
そこで合否を決めよう」

「わかりました。よろしくお願いします」

すっと頭を下げる。九条家を後にして、ふっと息をつく。
大丈夫かな……緊張した。やれることはやった。もし、もしもダメだったら──。だめ、そんなこと考えちゃ。
とりあえず、お昼食べよう。