向日葵は彩る君に恋をした

数日はじぃちゃんの病院に通うので、私は伊織くんに実家に帰ると伝えた。ガーデンは毎朝見に行く予定だ。そして自室に戻り、名刺を眺めながら考える。
──よし。数日後、私は真斗さんに連絡を取った。

ここに一人で来るのは、初めて花を届けた日のことを思い出す。懐かしい。もう半年も前になるのか。インターホンを鳴らすと、亀井さんが柔らかい笑顔で出迎えてくれた。

「いらっしゃい、葵さん」

「お邪魔します」

「お待ちしてました、どうぞ」

案内された客室に座る。背筋を伸ばす。心臓がどくどくしている。緊張……する。でも、逃げたくない。ここに来たのは、覚悟を決めたからだ。