向日葵は彩る君に恋をした

「うーん……」

「なにー? 悩み事?」

山田が顔をのぞかせる。

「山田は進路どうすんのー?」
千夏が聞く。

「あー、俺。消防士目指す」

「え? そうなの?」

「うん、だから色々勉強中ー」

「知らなかった」

「俺、従兄弟の兄ちゃんが消防士しててさ。
もうかっこよくて、ずっと憧れてんの。
だから俺もなりたいなって」

「へぇー」

「山田もちゃんと考えてるんだね」

「おい!」

「ってか、日向は何に悩んでんの?
花屋になるんかと思ってたわ」

「いや、そうなんだけどさー……」

頭を抱える。

「そんな難しく考えなくていいと思うけどさ。
でも“好き”を仕事にするって、難しいこともあんのかなー」

山田がぽつりと言う。三人でうーんとうなっていると──