君と私の、6年目の答え合わせ  【番外編1 】

カサッ。
すぐ後ろの植え込みから、不自然な物音が聞こえた。
振り返ろうとした私の肩を、空がひょいと抱き寄せて、自分の陰に隠す。
「空……?」
「結菜、後ろ向いちゃダメ。……あいつら、いる」
空が呆れたような視線を向けた先。少し離れたタピオカ屋の看板の陰から、ピンク色のキャスケット帽を深く被った真白と、あからさまに怪しいサングラスをかけた雷くんが、こちらをジィィィッと凝視していた。
(嘘でしょ……!? 尾行されてる!?)
カバンからスマホを取り出すと、ちょうど真白からLINEが入る。
真白:『結菜、空の服かっこいいね! 合格! 手を繋ぐまで私たちは帰りません(笑)』
雷くんからも空にメッセージが届いたらしく、空がスマホ画面を見ながら盛大なため息をついた。