春のその先で、君と。




昨日は、なかなか眠れなかった。


明日のことを考えていたら、いつの間にか夜が遅くなっていた。


朝になってからも、何度も今日の日程を確認する。



「……よし」



今日は絶対、りのんを楽しませる。


そう思って、りのんの家のチャイムを押した。


ピンポーン。


少しして、玄関のドアが開く。



「おはよう、湊くん」



そこにいたりのんを見た瞬間。



「……かわいい」



思わず、声が出た。


いつもかわいいと思っている。


でも、今日はいつもと少し違った。


三ヶ月記念日だからって、いつもより少しおしゃれをしてくれたことが嬉しくて。


こんな姿を見せられたら、たまらなく愛おしかった。



「今日、いつもよりかわいい」



そう言うと、りのんはすぐに顔を赤くする。


その反応までかわいくて、朝からずっと顔が緩みそうだった。