春のその先で、君と。



二週間のテスト勉強を経て、私たちのテスト期間は終わった。



今までで一番、勉強に向き合った二週間だったと思う。


毎日、湊くんと図書館で勉強して。


わからないところを教え合って。


一人だったら、こんなに頑張れなかったかもしれない。


そんなことを考えていると、湊くんが私の席まで来た。



「りのん」



「ん?」



「明日、デートしよう」



「えっ……?」



突然の言葉に、思わず顔を上げる。



「朝10時ごろ迎えに行くね。楽しみにしてて」



「うん……!楽しみにしとく!」



嬉しくて、自然と笑顔になる。


明日は、私たちが付き合って三ヶ月。


テストが終わったことも嬉しいけれど、それ以上に楽しみなことができた。


明日、湊くんとどこに行くんだろう。


何をするんだろう。


考えるだけで、胸がふわっと軽くなった。



「楽しみだな……」



明日が待ち遠しくて、今日は一日中ずっとそわそわしていた。