春のその先で、君と。



ピコン。


スマホから通知音が鳴った。


りのんからだ。



『お疲れ様!お家まで送ってくれてありがとう!』



すぐに既読をつけて、返信を考える。


すると、もう一通届いた。



『お母さん驚かせてごめんね。話してくれて嬉しかった』



その言葉を見て、俺はほっと息をついた。



「……よかった」



どうやら、変な印象にはならなかったらしい。


俺はそのまま返信を打った。



『一緒に勉強してくれてありがとう!急にお母さん来てびっくりしたね。改めて挨拶させて。また明日ね』



送信して、スマホを見つめる。


今日一日のことを思い返す。


三ヶ月記念日も、もうすぐだ。


次はどこに行こう。


何をしたら、りのんが喜んでくれるかな。


そんなことを考えながら、俺は小さく笑った。