春のその先で、君と。



今度は湊くんに連絡した。



『おつかれさま!お家まで送ってくれてありがとう』



少し考えてから、もう一文付け足す。



『お母さん驚かせてごめんね。話してくれて嬉しかった』



送信。


今日の出来事を思い出して、私はまた小さく笑った。


図書館で三時間、一緒に勉強したこと。


帰り道に手を繋いだこと。


そして、お母さんに湊くんを紹介したこと。


いつもの一日だったはずなのに。


今日は、いつもより少しだけ特別な一日だった。