スイーツマジック!

学校が終わって放課後になると、いつものように友達の家に近い公園へ行く。

植物とか、子供達が遊んでる姿とか、賑やかでいいんだよね 〜
飽きたな〜 って思ったらいつの間にか友達の家についてるんだけど … 笑

いつものように思い浮かんだメロディーを口づさんでみる。


「♬ 〜 ♩ 〜 ♪」


すると突然、スマホが鳴った。


「やちちゃんからだ … 」


やちちゃん家に、私が泊まらせてもらっているんだ。
やちちゃんとは、恋彩奈八千絵という名前で、幼稚園からの親友だよ。


「どしたんだろ 〜 」


通話ボタンを押してみるとすぐに、


「華奈!今すぐ家に来て!早く!!!!」


と聞こえてきて、そのまま切れてしまった …


「? … どしたんだ ? 」


言われるがままに、すぐにやちちゃん家に帰ってくると、
急にやちちゃんと、やちちゃんママが、


「華奈!聞いて聞いて!!!!」
「華奈ちゃん!聞いて聞いて!」


と同時に言ってきた。
おぉ …
なぜそんなに急いでるんだ ?
私は、今日、夢の中でどんな夢を見るか予想大会を早くしたいんだけど …


「華奈ちゃんが住む土地が決まったの!」

「え!そうなんですか!」


そのことを聞いたら急にテンションが上がってきた!
ずっとこの家にいるのも迷惑だし、そろそろ一人暮らしは始めないとなって思ってたから。

そこから色々と話をした。
結局、お金は私が払って、やちちゃんママには保証人になってもらうことにした。

「でも、華奈ちゃんほんとに大丈夫? お金のこともそうだけど、高校生で一人暮らしなんて … 」

「ほんとだよ!華奈! 華奈一人で大丈夫?」


二人とも心配性だな 〜
それほど優しいことなんだけど っ


「はい、大丈夫です。 あ、あと、家に泊まらさせてくれた分のお金も返さなくちゃですよね!」
「やちちゃんも、そんなに心配してくれてありがとう! 私は本当に大丈夫だよ!」


それを言った直後に、やちちゃんの目に涙が浮かぶ。
あ、あれ!? 私なんかやった!?


「華、華奈 〜 、 お金なんて払わなくて良いんだからぁ 〜ぁ 。」

と、私に抱きついて号泣しちゃった …。
よく見ると、やちちゃんママもちょっと泣いてる!?


「か、華奈ちゃん、本当にお金は払わなくて良いのよ。約一年だったけど、一緒に住んでくれてありがとう。私は華奈ちゃんだって娘みたいに思っていたのよ。これからも、八千絵のこともよろしくね。」


「… っ はい!」


そんなふうに言われたら、私だって泣きたくなっちゃう …
引っ越し当日まで、もうちょっとこの幸せを感じてたいな …