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懐かしい鐘の音を鳴らしてギルドに入ると、むせ返るような熱気と冒険者たちの喧騒が私たちを包み込んだ。
私たちは目立たないようにギルドの掲示板へ向かい、一枚の依頼書を引っぺがした。
受付嬢さんは無口そうな若い女の子で、依頼書と私たちの冒険者カードを確認すると、小さく頷いた。
『依頼:森の街道沿いにある、壊れた道標の修理』
討伐でもなく、魔法の知識も一切必要ない、純粋な物理作業。
早速、私たちは森の街道へ向かい、真っ二つに割れて地面に転がっていた木製の道標を見つけた。
「よし、私の出番ですね」
私は腕まくりをして、割れた木の断面同士をピッタリと合わせる。
「――【接続】!」
シュンッ、という音と共に、木目は完全に繋がり、道標はあっという間に元通りの姿になった。
相変わらず、魔法の陣も魔力操作もわからない私にとって、この「物理的にくっつけるだけ」のスキルは本当に便利でコスパが良い。
「……ギイィィィッ!」
その時、茂みの奥から、初心者冒険者の天敵である巨大な、ねじれ角ウサギが飛び出してきた。
「あ、魔物――」
「妻との新婚旅行の邪魔をするな。塵になれ」
私が言い終わるより早く、レオンさんが指先を軽く弾いた。
ピキィィィンッ!という甲高い音と共に、巨大な角ウサギは一瞬で美しい氷の彫刻へと変わり、次の瞬間にはキラキラと風に舞う氷の粉となって消滅した。
……うん。
圧倒的すぎる武力のおかげで、私の冒険者ライフはスリルゼロで安全そのものである。
「よし、これでクエスト完了ですね!」
懐かしい鐘の音を鳴らしてギルドに入ると、むせ返るような熱気と冒険者たちの喧騒が私たちを包み込んだ。
私たちは目立たないようにギルドの掲示板へ向かい、一枚の依頼書を引っぺがした。
受付嬢さんは無口そうな若い女の子で、依頼書と私たちの冒険者カードを確認すると、小さく頷いた。
『依頼:森の街道沿いにある、壊れた道標の修理』
討伐でもなく、魔法の知識も一切必要ない、純粋な物理作業。
早速、私たちは森の街道へ向かい、真っ二つに割れて地面に転がっていた木製の道標を見つけた。
「よし、私の出番ですね」
私は腕まくりをして、割れた木の断面同士をピッタリと合わせる。
「――【接続】!」
シュンッ、という音と共に、木目は完全に繋がり、道標はあっという間に元通りの姿になった。
相変わらず、魔法の陣も魔力操作もわからない私にとって、この「物理的にくっつけるだけ」のスキルは本当に便利でコスパが良い。
「……ギイィィィッ!」
その時、茂みの奥から、初心者冒険者の天敵である巨大な、ねじれ角ウサギが飛び出してきた。
「あ、魔物――」
「妻との新婚旅行の邪魔をするな。塵になれ」
私が言い終わるより早く、レオンさんが指先を軽く弾いた。
ピキィィィンッ!という甲高い音と共に、巨大な角ウサギは一瞬で美しい氷の彫刻へと変わり、次の瞬間にはキラキラと風に舞う氷の粉となって消滅した。
……うん。
圧倒的すぎる武力のおかげで、私の冒険者ライフはスリルゼロで安全そのものである。
「よし、これでクエスト完了ですね!」


