「アリア様!居眠りとは何事ですか!そんなに私の講義が退屈だとでも!?」
聖女候補教育役である大神官ガーディオの怒声で、私はハッと目を覚ました。
ガーディオはがっちりとした長身の中年男性で、低く大きな声をしている。
まるで戦士のような体格で、金糸の刺繡が施された大神官専用の神官着がなんとなくちぐはぐだ。
私は聖女候補のアリア=マグリード。
10年に1度行われる聖女選抜のため、ラミリア国の王宮に滞在している。
聖女候補はラミリア国の二大宗教であるルーテル教とセルティア教から代表が1名選ばれ、100日間王宮内で聖女指導を受けることになっている。
私はルーテル教の代表で、すでに王宮で50日過ごしていた。
残り後半戦に向けて、睡眠を削って勉強をしていたんだけど…、睡眠不足でウトウトしてしまったみたい。
「申し訳ございません!」
私は深く頭を下げた。
講義中に一瞬でも寝てしまうなんて不甲斐ない…。怒鳴られるのも当然だと思う。
「ガーディオ様、アリア様はお疲れなのですよ」
鈴が鳴るような可憐な、それでいてよく通る声でガーディオを制したのは、セルティア教代表の聖女候補、ミルティーヌ=リナレーヌだ。
ミルティーヌは黒髪直毛の私とは正反対で、ふわふわとした金髪の持ち主。
軽いウェーブのかかった金髪は、小柄で華奢なおミルティーヌを一層可愛らしく引き立てている。
大きな瞳は深い緑色で、表情が生き生きと表れ、相手に安心感を与える温かみに溢れていた。
今日は薄桃色でレースがあしらわれた簡易ドレス姿で、愛らしさがより一層耀いている。
長身で黒く冷たい瞳と言われる私とは、本当になにからなにまで正反対だ。
ちなみに、私はルーテル教の法衣姿。色は濃紺で布地は厚く重く、腕も足も裾が長くて動きづらいけど、聖女候補としてこの場にいるのだから着るべきと思って、毎日法衣で過ごしている。
聖女候補教育役である大神官ガーディオの怒声で、私はハッと目を覚ました。
ガーディオはがっちりとした長身の中年男性で、低く大きな声をしている。
まるで戦士のような体格で、金糸の刺繡が施された大神官専用の神官着がなんとなくちぐはぐだ。
私は聖女候補のアリア=マグリード。
10年に1度行われる聖女選抜のため、ラミリア国の王宮に滞在している。
聖女候補はラミリア国の二大宗教であるルーテル教とセルティア教から代表が1名選ばれ、100日間王宮内で聖女指導を受けることになっている。
私はルーテル教の代表で、すでに王宮で50日過ごしていた。
残り後半戦に向けて、睡眠を削って勉強をしていたんだけど…、睡眠不足でウトウトしてしまったみたい。
「申し訳ございません!」
私は深く頭を下げた。
講義中に一瞬でも寝てしまうなんて不甲斐ない…。怒鳴られるのも当然だと思う。
「ガーディオ様、アリア様はお疲れなのですよ」
鈴が鳴るような可憐な、それでいてよく通る声でガーディオを制したのは、セルティア教代表の聖女候補、ミルティーヌ=リナレーヌだ。
ミルティーヌは黒髪直毛の私とは正反対で、ふわふわとした金髪の持ち主。
軽いウェーブのかかった金髪は、小柄で華奢なおミルティーヌを一層可愛らしく引き立てている。
大きな瞳は深い緑色で、表情が生き生きと表れ、相手に安心感を与える温かみに溢れていた。
今日は薄桃色でレースがあしらわれた簡易ドレス姿で、愛らしさがより一層耀いている。
長身で黒く冷たい瞳と言われる私とは、本当になにからなにまで正反対だ。
ちなみに、私はルーテル教の法衣姿。色は濃紺で布地は厚く重く、腕も足も裾が長くて動きづらいけど、聖女候補としてこの場にいるのだから着るべきと思って、毎日法衣で過ごしている。



