約束は、千年の時を超えて

しかし、再び巡り会えた私たちに残された道は、
あまりにも残酷だった。

兄妹という宿命は、
どれほど願っても変わることはない。

都を離れても、
人々の記憶から逃れることはできなかった。

未来を語り合うたび、
その現実だけが静かに突きつけられる。

私は空を見上げた。

「もし、違う時代に生まれていたなら」

かるもまた、小さくうなずく。

「兄上様と、ただ笑い合える日々があったのでしょうか」

答えは、誰にも分からない。

それでも最後まで互いの手を離さない。

その想いだけは、
どんな運命にも奪うことはできなかった。