*
「すっっっっごい素敵だった!!!!!」
奏多のコンサートは言葉では言い表すのが大変と思うほど素晴らしかった。
音が一つ鳴るたびにその場には世界が広がる。
繊細なのに表現力溢れる演奏は聴くもの全員の心を掴んだ。
「んなもん、当たり前だろ……っ!」
コンサートを終え、打ち上げに誘われるも文乃たちと帰ることを優先。
会場を後にした奏多は、二人と一緒に神沢学園の正門バス停からステラエリアの最寄りに向かうバスの一番後ろで照れくさそうに顔を隠す。
平日の一八時頃もあってか、バスの車内は部活等を終えて寮へ帰ろうとする生徒でいっぱい。
いつもなら制服のせいですぐにステラとバレてしまうが、今日の三人は私服なのでバレることもなくバスの一番後ろに座っていた。
前なら怯え震えていたこの状況も、今では耐えられる。
寮付近のバス停に着き、三人でステラ寮へと歩いて向かう。
おとぎ話のような空間に入る手前の門。
暗くなり、街頭が頼りの門の前で一人の神沢学園の制服を着た女子が門の向こうを見つめ立っていた。
一般生徒の見物かな?と気にせず横切ると女子生徒はこちらに振り向き、見つめると呼び止めるように声を上げた。
「っ……文乃ちゃんだよね?」
その言葉に文乃は女子生徒と目を合わせる。
数年経ったといえどその面影は強く残っていた。
「愛……ちゃん……」
同時に昔の記憶がフラッシュバックして文乃の心臓を炙った。
「すっっっっごい素敵だった!!!!!」
奏多のコンサートは言葉では言い表すのが大変と思うほど素晴らしかった。
音が一つ鳴るたびにその場には世界が広がる。
繊細なのに表現力溢れる演奏は聴くもの全員の心を掴んだ。
「んなもん、当たり前だろ……っ!」
コンサートを終え、打ち上げに誘われるも文乃たちと帰ることを優先。
会場を後にした奏多は、二人と一緒に神沢学園の正門バス停からステラエリアの最寄りに向かうバスの一番後ろで照れくさそうに顔を隠す。
平日の一八時頃もあってか、バスの車内は部活等を終えて寮へ帰ろうとする生徒でいっぱい。
いつもなら制服のせいですぐにステラとバレてしまうが、今日の三人は私服なのでバレることもなくバスの一番後ろに座っていた。
前なら怯え震えていたこの状況も、今では耐えられる。
寮付近のバス停に着き、三人でステラ寮へと歩いて向かう。
おとぎ話のような空間に入る手前の門。
暗くなり、街頭が頼りの門の前で一人の神沢学園の制服を着た女子が門の向こうを見つめ立っていた。
一般生徒の見物かな?と気にせず横切ると女子生徒はこちらに振り向き、見つめると呼び止めるように声を上げた。
「っ……文乃ちゃんだよね?」
その言葉に文乃は女子生徒と目を合わせる。
数年経ったといえどその面影は強く残っていた。
「愛……ちゃん……」
同時に昔の記憶がフラッシュバックして文乃の心臓を炙った。



