ルーチェに恋をして

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才能特化クラス【STELLA(ステラ)】は、学内の一番奥に位置する停留所だった。

停留所の周辺は先程とはどこか違う空気が流れている。
お洒落なマンションが並んだ、洗練された街並みが目の前に広がり、その先には学園を区切るように緑の壁がそびえ立っていた。
その壁の奥には、なにか煌びやかな建物がわずかに見える。
 
お洒落なマンション街通りの中には店もあるのか、自分とは違う制服を着た生徒たちが歩き回っているのが遠目にも見えた。
 
「な、なんじゃこりゃ……」

引いていた。
規模がデカすぎる。
よく日本にこんな敷地があったなと驚き、言葉を失った。

「ぇぇぇ……」
「お待ちしておりました。」
「ぎゃぁぁああ!?」
 
 急に声をかけられて女子とは思えぬ奇声を上げた。
 怯えながら声のした方を見るとスーツを着た執事のような男性が文乃に向かって腰を曲げている。
 
「橘冬樹様。いえ、京極文乃様とお呼びした方が宜しいでしょうか?」 
「あ……はい……作家名は……困るので……」 
「かしこまりました。私、本日より文乃様の執事を授かることとなりました安西直照(あんざい なおてる)と申します。」
「執事!?」
 
 こ、高校って生徒に執事がつくんだぁ……。