「ふみちゃん、終わった?」
「うん、終わったよ」
授業後、文乃と蓮は仲睦まじい様子で話し合う。
あれから毎日授業で蓮と顔を合わせていた。
授業は夏休みまでの二週間。
着物の仕立てに忙しく、自室に篭りきりの紡とコンサートや演奏会に向けて練習や打ち合わせで寮を留守にしている奏多と代わるように、文乃は蓮と日常を過ごしていた。
空気感が合うからか、話も途切れることなく続く。
蓮は一つ上の先輩だが、敬語を使うと嫌がるので同級生と同じように話していた。
「蓮くん、いつも部屋で食べてたんだね」
「うん……あんまり人と食べるの得意じゃないし……部屋が落ち着くから……」
「すごくわかるよ!」
あまりに分かりすぎて感動で目が潤む。
二人で校舎の一階に降りる。
寮に戻ろうと足を進めるが、いつも一緒に寮へ戻るはずの蓮は立ち止まった。
「ふみちゃん、ちょっとだけ時間ある、かな?」
……珍しい、どうしたんだろう。
初めての誘いに首を傾げる。
「うん……あるけど……」
「よかったらボクの部屋、こない?」
文乃は目をぱちぱちと瞬かせた。
「うん、終わったよ」
授業後、文乃と蓮は仲睦まじい様子で話し合う。
あれから毎日授業で蓮と顔を合わせていた。
授業は夏休みまでの二週間。
着物の仕立てに忙しく、自室に篭りきりの紡とコンサートや演奏会に向けて練習や打ち合わせで寮を留守にしている奏多と代わるように、文乃は蓮と日常を過ごしていた。
空気感が合うからか、話も途切れることなく続く。
蓮は一つ上の先輩だが、敬語を使うと嫌がるので同級生と同じように話していた。
「蓮くん、いつも部屋で食べてたんだね」
「うん……あんまり人と食べるの得意じゃないし……部屋が落ち着くから……」
「すごくわかるよ!」
あまりに分かりすぎて感動で目が潤む。
二人で校舎の一階に降りる。
寮に戻ろうと足を進めるが、いつも一緒に寮へ戻るはずの蓮は立ち止まった。
「ふみちゃん、ちょっとだけ時間ある、かな?」
……珍しい、どうしたんだろう。
初めての誘いに首を傾げる。
「うん……あるけど……」
「よかったらボクの部屋、こない?」
文乃は目をぱちぱちと瞬かせた。



