「ほ、本当に!?本当にできたの!?」
先ほどの声のトーンとは比較にならないほどテンションの高い村田に文乃は驚いて耳からスマホを離す。
び、びっくりしたぁ……。
「は、はい。同じステラの子で小日向紡くんって言うんですけど……」
「小日向紡ぅ!?!?」
二度目の叫びに文乃の耳の中では村田の声がエコーを効かせている。
「は、はぃ……」
「こ、小日向紡って皇室の着物も仕立てる天才じゃない!!!」
「え。」
紡くん、そんな凄い人だったんですか!?
文乃は自分の無知を恥じた。
*
村田さんに相談すると二つ返事で許可をもらえた。
むしろ、背中押された。
紡くんの実家は想像以上に有名な呉服屋らしく、歌舞伎、皇室等その愛用者は後を絶たないらしい。
そんな凄い人だったなんて……。
ここは才能特化クラス《STELLA(ステラ)》。
完全招待制の特別クラスは当たり前にすごい人しかいないのだ。
ひとまず、許可は出た。
紡くんにも連絡を……早速スマホのメッセージを開いて連絡しようとするが、デスクの上に置かれた食事を見て、食器を返す時にもしかしたら会えるかも……なんて淡い期待を抱いてしまう。
……うん。
せっかく持ってきてもらった食事を冷ましては申し訳ない。
食べて食器を返して会わなければ、メッセージで連絡しよう。
文乃は紡が持ってきてくれたありがたい食事を食べ始める。
2日ぶりの食事は涙が出るほど美味しかった。
「おいひ……」
幸せを噛み締めながら、また箸でつまんで口の中へと運んだ。
先ほどの声のトーンとは比較にならないほどテンションの高い村田に文乃は驚いて耳からスマホを離す。
び、びっくりしたぁ……。
「は、はい。同じステラの子で小日向紡くんって言うんですけど……」
「小日向紡ぅ!?!?」
二度目の叫びに文乃の耳の中では村田の声がエコーを効かせている。
「は、はぃ……」
「こ、小日向紡って皇室の着物も仕立てる天才じゃない!!!」
「え。」
紡くん、そんな凄い人だったんですか!?
文乃は自分の無知を恥じた。
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村田さんに相談すると二つ返事で許可をもらえた。
むしろ、背中押された。
紡くんの実家は想像以上に有名な呉服屋らしく、歌舞伎、皇室等その愛用者は後を絶たないらしい。
そんな凄い人だったなんて……。
ここは才能特化クラス《STELLA(ステラ)》。
完全招待制の特別クラスは当たり前にすごい人しかいないのだ。
ひとまず、許可は出た。
紡くんにも連絡を……早速スマホのメッセージを開いて連絡しようとするが、デスクの上に置かれた食事を見て、食器を返す時にもしかしたら会えるかも……なんて淡い期待を抱いてしまう。
……うん。
せっかく持ってきてもらった食事を冷ましては申し訳ない。
食べて食器を返して会わなければ、メッセージで連絡しよう。
文乃は紡が持ってきてくれたありがたい食事を食べ始める。
2日ぶりの食事は涙が出るほど美味しかった。
「おいひ……」
幸せを噛み締めながら、また箸でつまんで口の中へと運んだ。



