ガチャッ
大きな扉が開かれると、そこには高級そうなソファに机、ゲームスタンドに棚など高級な空間と自由な空間が広がっていた。
…なに、ここ…。
「驚いた?
ここが僕らの生徒会室だよ。
本当は生徒会の人しか入れないんだけど、君は特別ね。」
そうニコッと笑った背の低い可愛らしい容姿の男子。
いや、特別って…。
「とにかく座れ。」
ドンッと軽いようで力強い力で黒髪の男に強制的にソファに座らされる。
…凄いフカフカなんだけど…一体このソファだけでもいくら?
そんな事を考えていると、また生徒会長の人がこう言った
「君にはね、さっきも言った通りだけど生徒会に入ってもらいたいんだよ。」
「…だから、なんで私?
もっといい人いるでしょ」
本当にいい迷惑だ。
静かにしていたいのに…。
「"君がいい"んだよ。」
…
「…私がいい?」
「うん。」
…な訳ないじゃん。
「馬鹿にしてる訳?」
そうしか思えない。
「まさか。」
ヘラヘラとそう答える生徒会長。
…掴みどころのない人って、ホント苦手。
「私。知ってるでしょ?
校内でも有名な人に避けられてる〘 氷の女王 〙。
おまけにあんた達と不釣り合いな見た目。
校則違反のピアスにパーカーよ?」
「もちろん知ってるよ。
君は有名人だからね」
じゃあなんで誘ってるのよ…
「最近君、先生達から目つけられてるんでしょ?
新しい主任になった先生から特に。」
「…まぁね。」
…パーカーにピアスしてる。
こんなヤンキー娘、まぁ普通は目をつけるよな…。
「僕たちから言えば、もう誰からも言われなくなると思うよ」
「…それは別にいい。」
「え、いいの?」
「当たり前。
こんなヤンキー娘、目をつけないほうが変でしょ。」
「…なんか変だな、お前。」
「別に?普通よ。」
…ほんとうに、私は…
「まぁまぁ!3人とも落ち着いてよ〜
話し合いは落ち着いて、でしょー?」
私の隣に座ったニコニコする背の低い男の子の前にコトッと置かれたのは、高級そうなお皿に載せられたキラキラと輝く美味しそうなショートケーキだった。
「それ…っ」
まさか、高級スイーツの限定ショートケーキっ…?
「あ、もしかして好きだった?」
ハッ
「…いや、別に…。」
…やば、顔に出てた…?
私、なんで…
「食べる?」
スッと目の前に差し出されたケーキとフォーク。
…食べろって言われたら食べるしかないじゃない。
私は食べ物を無駄にしたくないだけで、ケーキを食べたいってわけじゃないんだから…。
そんな言い訳を頭の中でぐるぐる…と回しながら、一口に切り分けたケーキを口に運ぶ。
「ん〜っ…!」
やばい…すごく美味しい…っ
今まで食べたスイーツの中でも上位に入る…!
「…スイーツ、好きなのか?」
「当たり前っ…!」
…ってあ。
なんで私反応してっ…。
ほんっと、ケーキとかスイーツ食べたらマジで人格が崩壊するっ…。
「じゃあさ。
生徒会に入ったらそのスイーツの他にも、色んなお店のスイーツ食べ放題。なんてどう?」
「!」
「あ、反応した。」
「…食べ、放題…?」
「うん。経費で出すよ」
経費ってことは…お金は出さなくていいんだよね…
しかも食べ放題って…!
「…い、いや…私そんなチョロくないから。」
「ほんとに?」
「いらないのか?」
ニヤニヤした顔で聞いてくる男共。
…〜っ…
「食べ放題。」
「…入るわよっ…!
その代わり、約束は守ってよねっ…!」
「「「OKっ」」」
「じゃあ今日からよろしくね、彩雨。」
「…まぁ、うん。
よろしく。」
そう差し出された手を取り、握手を交わす。
私はこの時、思いもしなかった。
私の凍りついた心も、顔も笑顔も。
──彼らが溶かしてくれるという遠くない未来を。
大きな扉が開かれると、そこには高級そうなソファに机、ゲームスタンドに棚など高級な空間と自由な空間が広がっていた。
…なに、ここ…。
「驚いた?
ここが僕らの生徒会室だよ。
本当は生徒会の人しか入れないんだけど、君は特別ね。」
そうニコッと笑った背の低い可愛らしい容姿の男子。
いや、特別って…。
「とにかく座れ。」
ドンッと軽いようで力強い力で黒髪の男に強制的にソファに座らされる。
…凄いフカフカなんだけど…一体このソファだけでもいくら?
そんな事を考えていると、また生徒会長の人がこう言った
「君にはね、さっきも言った通りだけど生徒会に入ってもらいたいんだよ。」
「…だから、なんで私?
もっといい人いるでしょ」
本当にいい迷惑だ。
静かにしていたいのに…。
「"君がいい"んだよ。」
…
「…私がいい?」
「うん。」
…な訳ないじゃん。
「馬鹿にしてる訳?」
そうしか思えない。
「まさか。」
ヘラヘラとそう答える生徒会長。
…掴みどころのない人って、ホント苦手。
「私。知ってるでしょ?
校内でも有名な人に避けられてる〘 氷の女王 〙。
おまけにあんた達と不釣り合いな見た目。
校則違反のピアスにパーカーよ?」
「もちろん知ってるよ。
君は有名人だからね」
じゃあなんで誘ってるのよ…
「最近君、先生達から目つけられてるんでしょ?
新しい主任になった先生から特に。」
「…まぁね。」
…パーカーにピアスしてる。
こんなヤンキー娘、まぁ普通は目をつけるよな…。
「僕たちから言えば、もう誰からも言われなくなると思うよ」
「…それは別にいい。」
「え、いいの?」
「当たり前。
こんなヤンキー娘、目をつけないほうが変でしょ。」
「…なんか変だな、お前。」
「別に?普通よ。」
…ほんとうに、私は…
「まぁまぁ!3人とも落ち着いてよ〜
話し合いは落ち着いて、でしょー?」
私の隣に座ったニコニコする背の低い男の子の前にコトッと置かれたのは、高級そうなお皿に載せられたキラキラと輝く美味しそうなショートケーキだった。
「それ…っ」
まさか、高級スイーツの限定ショートケーキっ…?
「あ、もしかして好きだった?」
ハッ
「…いや、別に…。」
…やば、顔に出てた…?
私、なんで…
「食べる?」
スッと目の前に差し出されたケーキとフォーク。
…食べろって言われたら食べるしかないじゃない。
私は食べ物を無駄にしたくないだけで、ケーキを食べたいってわけじゃないんだから…。
そんな言い訳を頭の中でぐるぐる…と回しながら、一口に切り分けたケーキを口に運ぶ。
「ん〜っ…!」
やばい…すごく美味しい…っ
今まで食べたスイーツの中でも上位に入る…!
「…スイーツ、好きなのか?」
「当たり前っ…!」
…ってあ。
なんで私反応してっ…。
ほんっと、ケーキとかスイーツ食べたらマジで人格が崩壊するっ…。
「じゃあさ。
生徒会に入ったらそのスイーツの他にも、色んなお店のスイーツ食べ放題。なんてどう?」
「!」
「あ、反応した。」
「…食べ、放題…?」
「うん。経費で出すよ」
経費ってことは…お金は出さなくていいんだよね…
しかも食べ放題って…!
「…い、いや…私そんなチョロくないから。」
「ほんとに?」
「いらないのか?」
ニヤニヤした顔で聞いてくる男共。
…〜っ…
「食べ放題。」
「…入るわよっ…!
その代わり、約束は守ってよねっ…!」
「「「OKっ」」」
「じゃあ今日からよろしくね、彩雨。」
「…まぁ、うん。
よろしく。」
そう差し出された手を取り、握手を交わす。
私はこの時、思いもしなかった。
私の凍りついた心も、顔も笑顔も。
──彼らが溶かしてくれるという遠くない未来を。


