氷の女王様、学園の王子達に絶賛愛され中。

「…。」
「ヒッ…!」
「…来たぞ…。」
…私 涼風 彩雨。
学園に通う普通の生徒…のはず。
でも、学園に通う生徒たちにはこう呼ばれている
─〘 氷の女王 〙と。
腰まで伸びた長い黒髪
校則違反の銀色のピアス
校則違反のパーカーに手に持った飴玉。
そしてつり上がった目、ムスッとした口。
全ての要素から私は生徒達から避けられている。
今も廊下の端っこを歩こうとしたら、生徒達に避けられ真ん中を1人レッドカーペットを歩くように進んでいる。
そのお陰で2年生に進級した今も友達は一人もいない。
…平和だから、いいんだけど。
こんな平和な日々が永遠に続けばいい。
──神様はこんなヤンキーの味方は、してくれなかった

ガラッ
クラスの扉が開く。
するとキャーッ!と女の子たちの黄色い声援が上がる。
…誰か来たのかな。
それよりも今日のご飯なんだっけ…
そんな事を呑気に考えていると、机の前に誰かが立ったのに気が付いた。
「君が涼風彩雨さん?」
「…は?」
なんで、私の名前…
「お前を生徒会にスカウトしに来た。」
「歓迎するよーっ!」
…神様。
私にこんな仕打ちは、有り得ませんよね──?