その瞬間、零くんは引き寄せていた私の肩から手を離し、今度は私の顎をクイッと強引に持ち上げた。
「……親父がいなくなって、ホッとした?」
「あったり前だよ! 零くんがお父さんの前であんなこと言うなんて、心臓止まるかと思った……!」
「ふーん。じゃあ、もっと心臓止めさせてあげる」
零くんは顔色ひとつ変えず、じりじりと顔を近づけてくる。
熱い吐息が触れる距離。
その瞳にはやっぱり照れなんて1ミリもなくて、ただただ私を支配しようとする強い光だけがあった。
「親父の前でも言っただろ? お前は俺の女。……だから、家の中でも外でも、俺以外の男を見るな。分かった?」
「……親父がいなくなって、ホッとした?」
「あったり前だよ! 零くんがお父さんの前であんなこと言うなんて、心臓止まるかと思った……!」
「ふーん。じゃあ、もっと心臓止めさせてあげる」
零くんは顔色ひとつ変えず、じりじりと顔を近づけてくる。
熱い吐息が触れる距離。
その瞳にはやっぱり照れなんて1ミリもなくて、ただただ私を支配しようとする強い光だけがあった。
「親父の前でも言っただろ? お前は俺の女。……だから、家の中でも外でも、俺以外の男を見るな。分かった?」



