『隠れモテ美少女と俺様王子の365日同居生活。〜学校一の俺様王子は、裏でモテすぎてるらしい私を絶対に離さない〜』

私がさらに彼の首元にタオルを滑らせようと、一歩身を乗り出した、その時だった。

零くんが苦しそうに小さくうめき、身をよじるようにして大きく寝返りを打った。

その瞬間、シーツに擦れて、彼の部屋着のTシャツの襟元がぐっと横に引っ張られ、

胸元のボタンがいくつかぷつりと外れてしまう。

「あ……」

夕闇が差し込む薄暗い部屋の中で、零くんの男らしい鎖骨と、引き締まった胸元が大きくはだけて露わになった。

間近で見てはいけないものを見てしまった気がして、私の顔が一気に沸騰するように熱くなった。

慌ててタオルの位置を変えようとした、その刹那だった。

ガシッ!!!

「ひゃっ……!?」

熱を孕んだ零くんの大きな手が、私の手首を強引に掴んだ。

驚いて声をあげる暇もなく、凄まじい力でベッドの上に引きずり込まれる。

視界がぐにゃりと回り、気がついた時には、私ははだけた彼の胸元に直接倒れ込んでいた。