【九条、お前んとこの1組の星野、放送室で一ノ瀬に告白されて全校に流れてるぞ!】
【一ノ瀬の奴、『九条なんかより俺の方が幸せにできる』ってマイク前でガチで言ってた。校内大騒ぎ】
(嘘……っ、零くん、これ見ちゃったんだ……!)
あの全校放送を、このスマホの画面で知ってしまったんだ。
だから、こんなに熱が――。
「あ……? 結……愛、っ……、ぁ……」
私の気配に気づいたのか、零くんがのっそりとトロンとした目を向け、低くあいまいな声で私の名前を呼んだ。
怒りと嫉妬のせいで知恵熱が限界を突破したのか、まるでお酒にベロベロに酔っ払っているみたいに、
その綺麗な瞳は完全に虚ろで潤んでいる。
いつもなら絶対に崩さない完璧な俺様王子の面影なんて、そこには1ミリもなかった。
【一ノ瀬の奴、『九条なんかより俺の方が幸せにできる』ってマイク前でガチで言ってた。校内大騒ぎ】
(嘘……っ、零くん、これ見ちゃったんだ……!)
あの全校放送を、このスマホの画面で知ってしまったんだ。
だから、こんなに熱が――。
「あ……? 結……愛、っ……、ぁ……」
私の気配に気づいたのか、零くんがのっそりとトロンとした目を向け、低くあいまいな声で私の名前を呼んだ。
怒りと嫉妬のせいで知恵熱が限界を突破したのか、まるでお酒にベロベロに酔っ払っているみたいに、
その綺麗な瞳は完全に虚ろで潤んでいる。
いつもなら絶対に崩さない完璧な俺様王子の面影なんて、そこには1ミリもなかった。



