いつもなら朝は完璧に髪をセットして、偉そうに私を急かすはずの零くんが、今朝はいつまで経っても部屋から出てこなかった。
おじさんは今日から出張でいない。
心配になって部屋を覗くと、零くんは少し顔を赤くして、布団にくるまっていた。
どうやら風邪を引いてしまったみたいだ。
「零くん、大丈夫……? 私、学校休んで看病しようか?」
真面目に心配する私に、零くんはフイッと顔を背けて、いつものぶっきらぼうな俺様口調で言い放った。
「あ? 看病なんかで休めるわけねーだろ。俺はただの寝不足だ。お前はさっさと学校行け。……俺の見てねぇところで、他の男と話すんじゃねぇぞ」
「う、うん……分かった。ポカリ置いとくからね」
熱があるのにどこまでも偉そうな零くんをベッド残し、私は後ろ髪を引かれる思いで1人、学校へ向かった。
(学校では他人のフリ、って言われてるけど……やっぱり、零くんがいないと寂しいな……)
授業中も、休み時間も、私の頭の中は家で寝ている零くんのことでいっぱいだった。
おじさんは今日から出張でいない。
心配になって部屋を覗くと、零くんは少し顔を赤くして、布団にくるまっていた。
どうやら風邪を引いてしまったみたいだ。
「零くん、大丈夫……? 私、学校休んで看病しようか?」
真面目に心配する私に、零くんはフイッと顔を背けて、いつものぶっきらぼうな俺様口調で言い放った。
「あ? 看病なんかで休めるわけねーだろ。俺はただの寝不足だ。お前はさっさと学校行け。……俺の見てねぇところで、他の男と話すんじゃねぇぞ」
「う、うん……分かった。ポカリ置いとくからね」
熱があるのにどこまでも偉そうな零くんをベッド残し、私は後ろ髪を引かれる思いで1人、学校へ向かった。
(学校では他人のフリ、って言われてるけど……やっぱり、零くんがいないと寂しいな……)
授業中も、休み時間も、私の頭の中は家で寝ている零くんのことでいっぱいだった。



