あまりの恥ずかしさに私がフリーズしていると、零くんはトロンとした瞳で、じりじりと顔を近づけてきた。
「何、躊躇してんの。早くしねぇと、俺がこれごと、お前の唇食べちゃうけど?」
「っ……!」
「ほら、あーんしろ」
逆らうことを許さない、低い絶対命令。
私は心臓が破裂しそうなほどバクバクさせながら、おそるおそる小さな口を開けた。
すっと口内に滑り込んできた、ひんやりとした甘いピノ。
だけど、それと同時に零くんの長い指先が私の唇の端に軽く触れて、冷たさと熱さが同時に全身を駆け抜けた。
「……美味い?」
目の前で、零くんがフッと満足そうに口元を歪める。
照れる様子なんて1ミリもない。
ただ、自分の思い通りに私を支配できたことを楽しんでいるオオカミの顔だ。
「何、躊躇してんの。早くしねぇと、俺がこれごと、お前の唇食べちゃうけど?」
「っ……!」
「ほら、あーんしろ」
逆らうことを許さない、低い絶対命令。
私は心臓が破裂しそうなほどバクバクさせながら、おそるおそる小さな口を開けた。
すっと口内に滑り込んできた、ひんやりとした甘いピノ。
だけど、それと同時に零くんの長い指先が私の唇の端に軽く触れて、冷たさと熱さが同時に全身を駆け抜けた。
「……美味い?」
目の前で、零くんがフッと満足そうに口元を歪める。
照れる様子なんて1ミリもない。
ただ、自分の思い通りに私を支配できたことを楽しんでいるオオカミの顔だ。



