彼は付属のピックを手に取ると、私の目の前で、迷いなくその星型のピノをブスリと突き刺した。
「あ、零くん! ズルい! 私が食べたいって言ったのに!」
「は? 何言ってんの。これ、俺の親父が買ったやつだろ。誰が食うかは俺が決める」
やっぱりどこまでも俺様だ。
私が不満げに頬を膨らませると、零くんはピックを持った手を私の顔の前へと近づけてきた。
冷たいバニラとチョコの甘い香りが、鼻先をくすぐる。
「……食いたいなら、食わせてやるよ。口開けろ」
「えっ……!?」
零くんは顔色ひとつ変えないまま、ピックに刺さった星型のピノを、私の唇のすぐ手前でピタリと止めた。
これ、零くんの手から直接、あーんってこと……!?
「あ、零くん! ズルい! 私が食べたいって言ったのに!」
「は? 何言ってんの。これ、俺の親父が買ったやつだろ。誰が食うかは俺が決める」
やっぱりどこまでも俺様だ。
私が不満げに頬を膨らませると、零くんはピックを持った手を私の顔の前へと近づけてきた。
冷たいバニラとチョコの甘い香りが、鼻先をくすぐる。
「……食いたいなら、食わせてやるよ。口開けろ」
「えっ……!?」
零くんは顔色ひとつ変えないまま、ピックに刺さった星型のピノを、私の唇のすぐ手前でピタリと止めた。
これ、零くんの手から直接、あーんってこと……!?



