『隠れモテ美少女と俺様王子の365日同居生活。〜学校一の俺様王子は、裏でモテすぎてるらしい私を絶対に離さない〜』

「え……? うそ、でしょ……?」

放課後の誰もいない教室。

夕方のオレンジ色の光が差し込む中、私は渡された「新しい住所」が書かれたメモを凝視していた。

親の海外赴任が決まり、今日から私は、親戚の知り合いの家に居候することになっている。

一人でたどり着いたのは、高級な住宅街の中に立つ、大きくて立派な一軒家。

門の前に立ち、恐る恐る表札を見上げる。

そこには、確かに『九条』と書かれていた。