『隠れモテ美少女と俺様王子の365日同居生活。〜学校一の俺様王子は、裏でモテすぎてるらしい私を絶対に離さない〜』

昼休みが終わり、五時間目の学活。

私のいる1組の教室では、今期の「委員会決め」が行われていた。

黒板の前で学級委員が「学年放送委員、うちのクラスからあと1人やりたい人ー?」と呼びかけるけれど、

お昼の校内放送や機材の準備があって大変だから、なかなか手が挙げられない。

(どうしよう……誰もいないなら、私がやろうかな)

真面目な性格の私は、つい、おずおずと右手を挙げた。

「あ、じゃあ、私……放送委員やります」

「おお、星野マジで!? 助かるわー!」

学級委員がホッとした表情で、黒板に私の名前を書き込んだ。

そしてその隣の枠には、クラスの爽やか男子、一ノ瀬陸くんの名前が並んで書かれた。

これで私の委員会は「放送委員」に決定した。

(あ……。でも、零くんはどの委員会になったんだろう……)

ふと、そんな考えが頭をよぎる。

だけど、私たちは違うクラス。

学校では『他人のフリ』をする約束だし、クラスが違えば、委員会だって同じになれるはずがない。